七宝焼アーティスト 斉藤芳子 || 七宝焼アトリエCOCO

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作品展

七宝工芸作家 斉藤芳子

 今回の第一の目的である「移民100年記念七宝展」は国際交流センターにて、初日は盛大なパーティから始まった。日系人の作家、日本人会、ライオンズクラブ、各県人会、岩井さんの友人、お役所の方々と100人程の人が来てくださった。新聞に載せてもらったり、雑誌にも今回の作品展の記事を出していただいた。また、そのうえに数日後、今度はグローボテレビから直接クルーが来て、長々と会場取材をしてくれた。おまけがいっぱいついていて、ありがたいことである。黒人の美人キャスターが、それぞれの作品を作家に尋ねたりして作品の解説のネタ作りをしていた。今回の展示会は記念事業でもあるのでメディアは特別に大きく取り上げてくれたらしい。
 15分間のテレビのために、念入りな取材と長時間の撮影ぶりには驚かされる。今回の売り上げの中で収益金は寄附された。はるばるブラジルに来ても成功せず、晩年困って暮らしているお年寄りのために利用してもらう計画である。ブラジルは病気になると大変にお金がかかり、歯医者などはべらぼうに高いので皆痛みをこらえて我慢しているという話を聞いた。
 ブラジルは食べ物はとても安い。特に果物はふんだんで、日本で2000円くらいのマンゴーも100円くらいで買える。オレンジ、マンゴー、レモン、カキ、イチゴ、イチジク、グァバ、仏頭果、パイナップル、マンゴスチンなどマーケットに山積みで皆とても安くて新鮮で果物好きの私などは大感激である。連日半月以上もふんだんに果物を食べていたら、帰りの飛行機の中で自分の肌がツルツルしているのに驚いた。その上、デルタ空港の機内では、もちろんジュースの飲み放題。果汁100%のジュースは旅の疲れを癒してくれた。

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