七宝焼アーティスト 斉藤芳子 || 七宝焼アトリエCOCO

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シンガポールの旅

2020年正月

七宝工芸作家 斉藤芳子

■IKKOさんそっくりのキムさんとの出会い
  今回シンガポールに行きたいと思うきっかけとなったのは、ウズベキスタンでのイベントを終えて日本に帰る飛行機で、同じウズベキスタンのイベントに参加していたキム・チョーさんと偶然にも席が隣り合わせになったことです。キムさんは私と同じテキスタイルデザイナーであったこともあり話しがとても合った。キムさんはタレントのIKKO(イッコー)さんと顔がそっくりでした。日本から取材が来たこともあったそうです。「どんだけー」と物まねもしてくれました。キムさんのシンガポールのお店と展示場のパンフレットをもらい、シンガポールを象徴するホテル「マリーナベイ・サンズ」にいつかは泊まってみたいという思いもあったことから、このお正月に思い切ってシンガポールに行くことを決めました。
 キムさんのお店の2階は彼が長い間に集めたマレーシアの民芸品の資料館になっていました。彼がデザインするレースのブラウスは職人の手によって3か月も掛かり完成するそうです。

■マリーナベイ・サンズ
 マリーナベイ・サンズに泊まるには二人で200ドルのデポジット(保証金)が必要でした。何もなければデポジットは返ってきます。 広い部屋に入ると自動でカーテンがサーっと開き、広く美しい庭園がベランダの外に見え、その先にはたくさんの小船が浮かぶ海が広がり、圧倒される美しさでした。
 マリーナベイ・サンズが完成したのは2010年7月。ホテルの建っている土地はマングローブや水草の生えた湿地を埋め立てたそうです。そんな場所に3つのタワー(最高部で高さ200m、57階建て)の上に世界一の屋上プール(全長146m、高さ191m)を乗せ、ホテル、ショッピングモール、カジノがあり、1日では歩き切れない広いガーデンまである。人間の力はなんて凄いのだろうと思ってしまう。
 最上階の57階に行くには2,000円ほど掛かる。
 マリーナベイ・サンズの横には大きな蓮池がある。フランスブルーの蓮の花が咲き乱れ、巨大な花の形をした美術館がある。この中で日本を代表するプロジェクションマッピング集団であるチームラボが制作したデジタル映像の素晴らしい世界が見られ、すっかりその魅力にはまってしまいました。
 マリーナベイ・サンズでは一日2回のナイトショーがあります。音楽と広い入江にセットされた多くの噴水にプロジェクションマッピングが七色に映し出され、何と表現していいのか…夢心地でした。

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